2009年6月17日
猛暑の原因とメカニズム
一般に、夏季において、背の高い(空の高いところから低いところまで鉛直に長い構造の)高気圧に覆われて全層に渡って風が弱く、周囲の比較的冷たい空気や湿気の流入が弱く快晴状態の場合に起こりやすい。内陸の盆地状地形では、周囲の山岳により外部の大気との混合が妨げられ、昇温した空気が滞留しやすいため、他の地域よりも「猛暑」となりやすい。主な観測地点は、北海道旭川市、山梨県甲府市、京都市、大分県日田市など。
またフェーン現象が発生すると、山塊の風下部では乾燥した高温の大気によって盛夏でなくても猛暑となりやすい。主な観測地点は、日本海側各地、夏季の関東平野各地など。一方西日本では、標高の高い山が少ないので水分の放出が充分に行われず、吹き下ろしの風に水分が含まれているので、気化熱の影響で極端な高温風にはなりにくい。気象官署での観測史上二番目気温40.8℃が山形市で記録された1933年7月25日も、日本海に台風があり、2000m級の飯豊連峰を南西の強風が吹き下りたことにより、このフェーン現象(風炎現象)が発生した。
近年、三大都市圏を中心とする都市部で最高気温の記録更新が相次いだり、熱帯夜の増加や冬日の減少は、ヒートアイランド現象が一因と考えられる。また日本では1999年 - 2002年に4年連続で猛暑となるなど1990年代以降、猛暑となる年が急増している。その後も、2004年 - 2008年にも5年連続で猛暑となった。これに関しては地球温暖化が影響すると考えられているが、全てが地球温暖化で当てはまる訳ではなく、様々な気象要因が考えられている。さらに山梨県甲府市で40.4℃、東京都心で39.5℃など、南関東で観測史上最高の猛暑を記録した2004年7月は、ヒートアイランド現象に加えて背の高い高気圧、フェーン現象が重なった例である。
2007年春以降、「2007年の夏はラニーニャ現象の影響で日本各地で猛暑になる」と大きく報道された。研究や過去の統計からラニーニャ現象が発生すると、フィリピン近海の海水温が上昇するため、上昇気流が発生する。その北に位置する日本付近では下降気流が発生し、そこに勢力の強い太平洋高気圧が形成される。そのため、日本列島が猛暑となりやすいと考えられている。また地球温暖化が進むと同様にフィリピン付近の海水温上昇により太平洋高気圧の勢力が強大化して日本列島は他の地域よりも猛暑になりやすいとも考えられる。
しかし、猛暑の原因となり得るものは他にもある。ダイポールモード現象が発生すると日本付近では降水量が減り、猛暑になりやすいという考えや、北極振動や北大西洋振動が負になるとオホーツク海高気圧が弱まり、猛暑になりやすいという考えもある。また、猛暑の原因が揃っていても、冷夏の要因となるような現象が起こって相殺されたりすることもあり、確実にそうなるとは言えない。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
今年の夏はどのようになるのでしょうか。
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